セルフカラーはなぜ避けるべきなのか?市販のカラー剤を使う危険性をわかりやすく解説

セルフカラーはなぜ避けるべきなのか?市販のカラー剤を使う危険性をわかりやすく解説

ヘアカラーしたいけど、サロンに行くのは面倒、価格を抑えたいといった理由から市販のカラー剤を使う人は少なくないでしょう。しかし、市販のカラー剤には多数のデメリットや危険性があります。

そこでこのコラムでは、市販のカラー剤の危険性をわかりやすく解説します。

セルフカラーとサロンカラーって何が違う?

ここでは市販の商品で行うセルフカラーと、サロンカラーの違いを解説します。

根本的に技術が違う

根本的に技術が違う

セルフとサロンでは薬剤の違いもありますが、最も大きいのは技術的な違いです。

根本的に、サロンは「カラーで髪が痛んだ」、「思った色合いにならなかった」と言われては商売が成り立ちません。そのため、ダメージを最小にしながら、希望の仕上がりになる施術を習得しています。

人間の髪質やダメージの蓄積度は、一人として同じではありません。サロンのスタッフは経験と知識からそれぞれの違いを見分け、状態に合った色を選び、ダメージを与えないような施術を行っているのです。

市販カラー剤メーカーも、売上向上のためにダメージが少なく、きれいに仕上がる商品を次々と開発します。そのため、確かに昔に比べればよい商品が増えています。しかしセルフカラーの場合、施術する人が髪質やダメージの違いを判断できませんから、色合いや薬剤の強さを適切に判断することは不可能です。

これを踏まえれば、セルフカラーは結果をあまり期待できない上に、髪や頭皮を痛める可能性が高いと考えるべきでしょう。

セルフカラーは希望する色にならない

市販のカラー剤も色のバリエーションは豊富です。多くの人はパッケージの仕上がりイメージで商品を選んでいるでしょう。その情報は嘘ではありませんが、人間の髪色は工業製品のように規格化されたものではなく、個人差があります。そのため、施術時の髪の状態にあったものを選ばなければ思った色にはなりません。

特に前のヘアカラーが残っている場合、混色する部分と新たに伸びてきた部分に同じカラー剤を使えば、色ムラになるのはごく自然な結果です。

サロンでは新たに伸びてきた黒い部分と、残存カラーがある部分で薬剤を使い分けて色ムラを防ぎます。

「失敗しても、少しずつ自分の髪質を習得していけば、セルフカラーでもいずれは思い通りになるのでは?」という考えもあるかもしれません。これは論理的なようですが、考えるべき要素に欠けている部分があります。人間の髪の伸び方は年齢や生活環境によって変化するので、規則的にカラーをしたとしても、同じ状態ではありません。そのため、学習効果を期待するより、うまくいかないセルフカラーで憂鬱な日々を過ごすことになり、髪や頭皮へのダメージが深刻化するばかりと考えたほうが良いでしょう。

サロンスタッフはどの色にどのカラー剤を重ねればどんな色になるかを熟知しています。つまり、思った色合いに仕上げたければ、サロンでカラーすることをおすすめします。

セルフカラーは髪や頭皮、毛根にダメージを与えがち

市販のカラー剤は、できるだけ多くの人が効果を実感しやすいように作られています。つまり、強烈な効果を持つ商品と言い換えることが出来ます。

サロンであれば、髪の状態を見て毛先と毛根側に使う薬剤を使い分けるなどしてダメージを軽減します。しかしセルフカラーではそんなことはできませんから、必要ない部分に薬剤をつけてダメージを加速してしまうのです。

「ダメージを受けても髪は生え変わるから、時々はセルフカラーで良いのでは?」と思う人も多いでしょう。しかし、髪がすべて生え変わるまでには4~6年程度かかるという事実がありますから、油断は大敵です。

また、セルフカラーは髪だけでなく頭皮や毛根へもダメージを与えます。頭皮や毛根にダメージが蓄積すると、髪が健康に生え変わるための環境が阻害され、髪が細くなったり薄毛になったりします。つまり、うかつにセルフカラーを続けていると、「ダメージを受けても髪は生え変わるから」という根本発想自体が成り立たなくなるのです。

カラー剤のダメージについて検索すると「ジアミン」という成分がアレルギーを起こす、という趣旨の情報が数多くヒットします。それはその通りですが、だからと言ってノンジアミンのカラー剤を使えば安心ということでもありません。多くの商品にはジアミン以外の化学成分が配合されていますし、天然成分のみを使用しているカラー剤でもアレルギーを起こすことはあります。

つまり、「髪や頭皮、毛根に絶対にダメージを与えないカラー」はこの世に存在しません。だからこそ、セルフカラーは危険であり、髪質や頭皮の状態を確認して施術を行うサロンカラーは安心度が高いのです。

まとめ

市販のカラー剤の危険性についてまとめました。市販のカラー剤を買って行うセルフカラーは、多くの場合思った色に仕上がりませんし、髪や頭皮、毛根にダメージを与えて、健康な髪が生える環境自体を阻害してしまう可能性が高いのでお勧めできません。思った色を楽しみながら、髪や頭皮の健康を維持したいと思う方は、ぜひ信頼できるサロンを探してカラーの施術を受けることをおすすめします。

「BRITS」は、学芸大学駅から徒歩2分の場所にあるヘアサロンです。ロンドンで活躍したオーナーが作り上げた新感覚空間で、ヘアデザインやヘアケアを提供しています。カットやトリートメント、カラーやパーマを扱っていますが、特にロンドン仕込みのカラーワークが好評です。

健康的な髪を維持して希望する仕上がりにしたいと思う方は、ぜひ当店をご利用ください。