ヘナやマニュキュアって本当にダメージが少ない?それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく紹介

ヘナやマニュキュアって本当にダメージが少ない?それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく紹介

髪を染める際の選択肢としては、ヘナ、へアマニュキュア、ヘアカラーなどがあります。それぞれにメリット・デメリットがありますが、「今一つ違いが分からない」、「結局自分にはどちらが合っているのだろう?」という疑問を持つ人も多いでしょう。

そこでこのコラムでは、ヘアカラーより髪の負担が少ない共通点を持つ、ヘナとマニキュアのそれぞれの特徴を記載、比較していきます。

ヘナについて知ろう

この項目では、まずヘナについて解説します。

ヘナってそもそもどんなもの?

「ヘナ」は植物由来の髪染め剤で、科学的染料を含んでいないことから、髪や頭皮に優しい染料として、ナチュラル指向の人に愛されています。

原料となる植物はインドで薬草として古くから使われてきたもので、アーユルヴェーダにも記載されています。ヘナは髪だけでなく爪も染まる特徴があり、クレオパトラの爪を飾ったという歴史的な伝承もあります。

ヘナのメリットとデメリット

ヘナは天然植物由来なので頭皮についても特に心配が無く、科学的な薬剤に見られるような髪のダメージが無いのが最大のメリットです。また、髪の表面に被膜を作って保水性を高めることで、トリートメント効果を発揮するのもヘナならではの魅力です。

この効果によって、カラーリングと同時に髪にコシやハリを与えてくれるという嬉しい効果があるのも、ヘナの人気を支えているポイントです。そのため、髪やお肌へのダメージを考慮しなければならないカラー剤とは真逆の存在ともいえます。

ただし、髪を染める作用自体はマニキュアやヘアカラーに比べるとかなり緩やかで、染めるための時間も長めです。白髪に対しては黒っぽい色や茶色っぽい色に染めることが出来ますが、マニキュアやヘアカラーに比べるとカラーバリエーションはほとんどありません。ヘアカラーのように強い作用が無いので、仕上がりが髪質に左右される度合いが強く、1回の施術では思ったように仕上がりにくいのもヘナのデメリットと言えるでしょう。

また、天然由来とは言えアレルギーのリスクはありますから、使用する前にはパッチテストをすることをおすすめします。さらに、原材料にヘナを使ってはいても天然由来100%ではない商品もありますから、「ヘナ」という言葉だけに惑わされず、購入前に商品を良く確認することをおすすめします。

ヘアマニキュアについて知ろう

この項目ではヘアマニキュアについて解説していきます。

ヘアマニキュアはどんなもの?

ヘアマニキュアはどんなもの?

ヘアマニキュアは科学的な商品であるという点ではヘナよりもヘアカラーに近い存在です。

ヘアカラーはまずアルカリ性の薬剤でキューティクルを開き、酸化剤を髪の内部に浸透させたあと、酸化剤による脱色と染料による発色を行います。一方、ヘアマニキュアはキューティクルを開かないので内部まで薬剤が作用しませんし、脱色作用も行いません。そのため髪にかける負担はヘアカラーよりかなり少ないことを特徴としています。

ヘアマニキュアの場合、髪の表面に染料をイオン結合させているのですが、イメージとしては表面をコーティングしていると言えばわかりやすいでしょう。

ヘアマニキュアのメリットとデメリット

ヘアマニキュアのメリットはヘアカラーより髪が痛まないこと、仕上がりが自然なので新しく生えてくる部分との境目がさほど目立たないことなどがあります。

また、髪をコーティングする性質から髪にハリやコシを増やしてくれること、キューティクルに悪影響が無いのでツヤがある仕上がりにできること、カラーバリエーションが豊富なことなどメリットが豊富です。

ただし、ヘアマニキュアにもデメリットはあります。ヘアマニキュアは髪の外部に色が乗っているだけなので、洗髪するたびに少しずつ色が落ち、おおむね2~4週間すれば元の色に戻ります。ヘアカラーは2ヶ月程度カラーを楽しめるので、ヘアマニキュアは耐久性の点でヘアカラーに明らかに及びません。しかし、色落ちが早いことはいろいろなカラーを楽しめるとも言えますから、この特徴をメリットとしてとらえる人もいます。

また、ヘアカラーのように脱色をしないので、髪を明るくすることはできません。さらに、皮膚につくとしっかり色がつくので不自然な仕上がりになるので、手や生え際にマニキュア剤がつかないように注意しなければならないという注意点もあります。そのため、ヘナのように薬剤を髪の根元までべったりつけることが出来ず、地肌に近い部分には色を付けられないという特徴もあります。

まとめ

ヘアカラーより髪へのダメージが少ないと言われるヘナとマニュキュアについてまとめました。それぞれに優れた点がありますが、ヘナは思ったように染めにくいこと、マニキュアには根元の染色がしにくいことや、明るい色にできないことなどのデメリットがあります。

一方、ヘアカラーはヘナやヘアマニキュアに比べると1回の施術で狙った色に仕上げることが出来ますし、本来の髪色より明るさを出すことも可能です。

「BRITS」は、学芸大学駅から徒歩2分の場所にあるヘアサロンです。ロンドンで活躍したオーナーが作り上げた新感覚空間の心地よさと、ロンドン仕込みのカラーワークで高い評価を得ています。

当店はカラーのオーダーを受けた際には、お客様の大切な髪に極力ダメージを残さないように、髪質の確認やカウンセリングを丁寧に行っています。ヘアカラーを楽しみたいけどダメージはできるだけ受けたくないという人は、ぜひ当店をご利用ください。